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修繕日記のページ



依頼されたり、自前で故障したりして修繕した
ハーモニカの記録を残しておきましょう。
Sorry, Japanese only.


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2009年


2009年3月18日(水)

Hering 5148

K. K.さんの依頼。10番E音の音程が下がっているとのこと。他、全体の調律を希望。

10番E音は、リードが真ん中から折れていましたので、リードを交換しました。ほか、いくつかの音程が狂っているので、部分調律を施しました。
2009年3月18日(水)

Hering 6164


K. S.さんの依頼。6番E音の音程が下がっているとのこと。

リードを削って調律できるぎりぎりのところかと思いましたが、そのような対処ではいずれリードが折れると思われるので、リード交換しました。7番G音、2番E音にも若干の狂いが見られるので、それらは部分調律で対処しました。
2009年3月15日(日)

Velvet Voice


Y. S.さんの依頼。

6番E音の音程が下がっているとのこと。

リードを弾いてみるとどんどん音程が下がるので、折れてると判断しました。リードを交換し、他に7番A音も下がっているので、調律しました。
2009年3月15日(日)

Hering 5148


K. S.さんの依頼。6番E音が鳴らないとのこと。
分解してみると、みごとにリードが折れていました。リードを交換し、他にいくつか部分調律を施しました。
2009年3月15日(日)

Velvet Voice


R. Y.さんの依頼。
7番の音が出ないとのことでしたが、試し吹きしてもちゃんと鳴ります。なにか異物が挟まっていて音が出なかったのが、送る途中でそれが取れてしまったのかもしれません。でもちょっと上げ身が足りない様にも思えたので、7番A音の上げ身を調整しました。他にちょっとした部分調律を施しました。
2009年3月14日(土)

Velvet Voice Bb


Y. S.さんの依頼。全体的に音が出にくいとのこと。

試し吹きしてもそれほど音が出にくいとも覆われませんが、吸い音で詰まる感じがするので、上げ身調整することにしました。ほぼ、吸い音全リード、吹き音数リードの調整を終え、試し吹きすると、前よりは音が出やすくなっています。満足してもらえると思います。

自分ではBbの楽器を持っていないので、サックスの感じはどんなのかなとしばし吹いてみました。それほどまごつかないけれど、やはりCの楽器に慣れ切っているので、自分で買って吹こうという気にはなりませんでした。
2009年3月14日(土)

Velvet Voice

Kさんの依頼。

6番E音の音程が下がっているとのこと。

リードを削ってもそのうち折れる気配がするので、リード交換することにしました。交換を終えて点検すると、隣7番のG音も音程が下がっています。こちらはリードを削るだけで対処しました。
2009年3月14日(土)

SCX-54


E. O.さんの依頼。

フレーズによって吹き詰まるとのこと。

基本的には前のSCX-48と同じなのですが、14穴と穴数が多いだけに作業量も若干多めです。上げ身調整と部分調律を施して柔らかいハーモニカになりました。
2009年3月13日(金)

SCX-48 2本


E. O.さんの依頼。

フレーズによっては吹き詰まるとのことで上げ身調整を希望。

実際、典型的な固いハーモニカでした。上げ身調整の他若干調律が必要なリードがありました。作業の結果、柔らかいハーモニカになりました。製造元でその違いにまだ気づいていないんだろうなあ。でもそれだから、こちらに仕事が舞い込んでくるわけでもあり、感謝しなければいかんのかなあ(笑)。
2009年2月6日(金)

Hard Bopper

某クロマチック・教室からの依頼。
1、2番の吸い音の音が出にくいとのこと。
上げ身を調節してもちっとも鳴りません。不思議と思ってリード・プレートを外すと、中からバルブがパラリと出てきました。外れていたんですね。

また、6番の吸い音が出ない現象は。バルブがリード・プレートに貼り付いてしまっていたからでした。リード・プレートを観察すると、相当汚れたり錆びたりしています。kなり古いもののようです。270のような真鍮プレートなら、錆はあまり進行しないのですが、Hard Bopperの鍍金プレートでは、鍍金の錆が進むんですね。

きれいにするために、プレートを小一時間洗剤液の中に浸けておいてぬるま湯で洗浄すると、かなりきれいになりました。バルブが何枚か剥がれたのを貼り替え、上げ身調整、部分調律などを施して、プレートを取り付けました。

次にマウスピースの汚れが気になり、、束子で擦ると、唾液の滓が面白いように取れて行きます。束子で落ちない部分をドライバーで除去。

組み立てて鳴り心地を調べて作業終了。
2009年2月6日(金)

Super 64X


リードが1本折れたとの依頼。
8番G音のリードが見事に折れていました。リード交換後、他のリード1本を調律し、何枚か折れ曲がったバルブを交換して、作業終了。
2009年2月2日(月)

270

R. N.さんの依頼。
2番、3番当たりの吸い音が出にくいとのこと。
調べてみると、確かにリードの上げ身が少なくて、私が吹いても音が出にくい状態でした。
早速上げ身調整で出るようにしました。
また、スライドのパイプが間違った場所に付けられていましたので、是正しました。

普通、1番、2番、3番の音が出にくい場合、まず吹き方が正しいかどうか疑うのですが、最近、工場出荷時から上げ身が不足している例も多々見られますので、今後は教室でも両方の可能性を検証して行きたいと思ったことでした。
2009年1月13日(火)

Velvet Voice

6番、7番の音がビビるとの依頼。

調べてみると、6番のバルブが2枚構成の部分が唾液が乾燥して貼り付いている状態でした。7番のバルブは剥がれる寸前の状態だったようでグラグラしていたのが原因でした。

両方とも新しいバルブに貼り替えました。
2009年1月13日(火)

Velvet Voice

スライド・レバーが動かないとの症状です。

調べてみると、マウスピースの取り付けネジが目一杯きつく締められています。これではスライドは動きません。ほどほどの締め方に戻してやると、スムーズに動くようになりました。ほどほどが肝心です。

今回は戻ったからいいようなものの、機種によってはスライドの上に付いている金属板が曲がってしまって、戻らなくなってしまうことがあります。注意してください。
2009年1月2日(金)

Super 64

Y. O.さんの依頼。

バルブが浮いてしまった部分と、オーバー・ホール希望とのこと。

バルブが浮いたのはすぐ交換しましたが、他にご自分でバルブを貼られたのが2枚ばかり見受けられ、2枚組のバルブの長さが同じになっていました。そうすると、唾液でくっつきやすいのか、ビリ付くようです。上のプラスチック部分を少し切り取り、他のバルブと同様にしました。2枚がくっついてしまったとき、ヘラを差し入れて分離させるのですが、同じ長さだとそれが少々面倒です。周りと同様に貼って貰いたいと思いました。

上げ身調整に入りましたが、外側のリードは上げ身がちょっと足りない程度できれいにリードが取り付けられています。ところが、内側のリードの上げ身にはかなりバラつきがあり、リード交換の痕が見られるので、工場出荷の状態とは言えないと思います。練習でバラつきが出たのかもしれません。きれいな単調減少の状態にするのに手間取りました。上げ身調整に伴う音程の狂いを直し、組み立てて作業終了です。

2009年1月2日(金)

Hering 5148

いくつか鳴りが悪いリードがあるというので試奏した上で上げ身調整に入りました。数本リードを調整して、全体的に鳴りがよくなりました。

なお、上げ身調整の結果として音程がわずかに下がるので、調律ができることが前提です。試される方、そのつもりで取り組んでください。

2009年1月2日(金)

CX^12 Jazz

E. O.さんの依頼。

以前リード交換した6番F音で金属音がするとのこと。
演奏中のリードの振動で、リードがホンの少しリベットの前で回転したらしい。
バルブを外した上でリード・プレートを光にかざし、リードをドライバーで押してみたところ、振動した内側で少し壁に触れるようです。

原因がわかったのでヘラをリードの隙間に少し差し込み回転させた上で音出しをしてみると大丈夫です。しかし、このままではまた演奏中に回転するかもしれないので、リベットを反対からちょっと打って取り付けを補強すると、今度はリードの先が少し壁に触れて全く振動しなくなりました。鑢でリードの先を慎重にこすっていくと、触れなくなり、音色も復活しました。この作業で音程は少し狂っていますので、いつもの調律を行い、組み立てて作業終了です。

試奏結果は良好です。




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