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Essay

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Sorry, Japanese ony.
                             

入り口に「 映画音楽、特に西部劇に流れるハーモニカの音色に魅せられ30数年、熱き想いの数々を。 」と書いてある割には映画音楽や西部劇の話が出て来ないですね。曲にまつわるお話しや演奏法など書いてみようと思います。


さすらいの口笛(A Fistful of Dollars)

ご存知セルジオ・レオーネ監督、クリント・イーストウッド主演、映画「荒野の用心棒」の主題歌です。この映画は黒沢明監督「用心棒」の西部劇版であり、マカロニウェスタンのはしりだそうです。原題名「A Fistful of Dollars」はひとつかみのドル札といった意味でしょうか。口笛で吹かれることが多いので邦題がつけられていると思いますが、映画の中にこのメロディがハーモニカで流れたような気もします。それでクロマチックで吹くのですが、これがまたなんともマッチして、原曲がハーモニカであったような気分になります。バックにピロピロピロとグリッサンドの音が入るところを吸音のグリッサンドで表現してみました。最初、グリッサンド・ハーモニカを使った方がよいかなと思ったのですが、このハーモニカの半音階進行って、いつ使っても同じ感じになってしまうので、むしろクロマチックでグリッサンドした方がよい結果になったと思います。ただ、音を下ろしてくる早さは、早すぎもせず遅すぎもせず丁度適当な長さというものがありそうなので、工夫してみていただきたい。
トリオで何回も演奏しましたが、リズムの乗りもよく中々評判がよかった曲です。

荒野の1ドル銀貨(One Silver Dollar)

この映画は実は見たことがないのですが、マカロニ・ウェスタン映画の曲集に入っていたものです。かなり不気味なハーモニカのメロディから想像するに、いままさに街の真ん中で決闘が行われようとしているところでしょうか。
1ドル銀貨の由来は、誤って弟に撃たれたときに、胸の1ドル銀貨に当たって命拾いをし、慌てた弟を撃ったならず者に敵討ちをする話から付けられたものだそうです。
気に入っている曲の一つですが、実は機会がなくてまだ人前で演奏したことはありません。

遥かなる山の呼び声(The Call for Far-away Hills)

アラン・ラッド主演、映画「シェーン」の主題歌。ラスト・シーンの少年が「シェーン、カム・バック!」と叫ぶ声があたりに反響して、とても格調の高い西部劇でした。主人公の早撃ちもひとしきり話題になったものでした。さて、この曲のメロディを調べてみると、ペンタトニック音階でできています。ということはメロディだけなら10 holes 1本でもいろいろなポジションで転調して吹けるということです。そんな意味で、私には西部劇でカウボーイが、ハーモニカをポケットから取り出して焚き火の前でおもむろに吹き出すというシーンをついイメージしてしまう曲であります。
アルフレッド・ハウゼ楽団の演奏で時々ハーモニカの演奏が出てきますが、ここで参考にしたジョニー・ミュ−ラ−さんがその吹き手です。特注品のハーモニカは独、米、英、仏の特許が取られているらしいですが市販されておらず、彼独特の音色を奏でます。LPのジャケット内に写真が載っております。
さて、演奏はメロディだけでなく、オルガンにメロディが移ったときにアドリブ的なオブリガートが入ります。リズムが最初は取りにくいかもしれませんがかっこいい演奏ですのでぜひマスターしましょう。
本来、クァルテットで吹くべきなのですが、ハミングバードはトリオでしたので、バスを省略してクロマチック2本とコードで吹いたものでした。ファースト・メロディはハンド・カバー奏法を使うと雰囲気がでると思います。

真夜中のカーボーイ(Midnight Cowboy)

カウボーイという題名は付いているけれど西部劇ではなく現代のニューヨークを舞台にした映画だそうです。なお、映画の邦題は「真夜中のカウボーイ」でなく「真夜中のカーボーイ」と付いているとのことです。フェイクされたハーモニカの音色がとても印象的な素晴らしい曲です。時にはトランペットなんかで演奏されることもありますが、いけません。この曲はハーモニカでないとムードがでません。
最初にこの曲を聞いたのは大学を卒業してすぐの頃でした。現役ならば演奏会で使いたいっと思ったのを覚えています。Tooth Thielmansさんが最初に日本へ来たときにこの曲を舞台のすぐ前で聞いていました。アンコールに何でもやるよといっていたのに誰も声をかけられなくて、Toothさんが気を悪くして楽屋へ引っ込んでしまいました。そのあとは、いくら拍手で催促しても出てきてくれませんでしたね。まだ演奏会慣れもしていなかった時代なのでした。
ピアノ譜をアメリカ出張中に入手したのでトリオ用に編曲しましたが、そのままではつまらないのでアドリブ的なフレーズを一部付け加えました。難しいコード進行なのでボタン押しが大変かもしれませんが、全体がスローなので慣れれば大丈夫でしょう。
出だしの部分はフェイクしてウェイウェウェイウェウェイウェウェイウェというように口で音色を変化させます。これがいいんですよね。サンプルではその効果は付けていませんのでぜひ、原曲を参考にしてください。

オールド・フレンド(Old Friend)

Tooth ThielmansさんのLP、CDはかなり集めてありますが、彼の演奏はアド・リブが主体ですから、音取りはほとんどしていません。取って取れないことはないでしょうが、あの演奏を楽譜に写して練習して演奏するなんてのは、多分間違えてしまって恥を掻くのが関の山。アドリブは、自分で音出しする分にはそのときの気分で自由に吹くので、音をトチルという感じにはなりませんが、他人、あるいは自分のアドリブを楽譜にして演奏しようとすると、きっとこのトチルという現象が出ると思います。
そういうわけで、彼の演奏はほとんどレパートリーとしたことがありません。
しかし、あるのです、たまには。LPの1枚の中にTootsさんがオーケストラと吹いているのがありまして、そこではアドリブが出てこないのです。"Old Friend"と"Ben"、この2曲は実にいい感じで、早速レパートリーに取り入れたものでした。"Ben"の方はToothさんの作曲です。
私の試みの一つとして、ハーモニカをバックにバレエを踊ってもらうことをやっていますが、"Old Friend"はその第1弾の想い出の曲でもあります。 

ロマンチックじゃない(Isn't It Romantic?)

これもTooth Thielmansさんのアドリブのない演奏から。循環コードの典型のような曲です。#6個のF#調、またはb6個のGb調という難しそうな調子から始まり#3個のA調に転調します。ただし、演奏はそれほど難しくないのでご機嫌なレパートリーになります。

Make Love To Me

この曲を最初に聞いたのは確かトリオ「並木圭二とハーモニカライナーズ」に大学の定期演奏会のゲストして出演してもらったときだと思います。なかなか軽快でハーモニカにマッチした演奏でした。
LPあさりをしているときにたまたま見つけたチェコスロバキアのハーモニカ奏者のLPの最後の曲として収録されており、3度奏法とオクターブ奏法がとてもかっこいい演奏になっていましたので、ハーモニカ・トリオ用に編曲しました。楽譜集を探してもこの曲は見つからず、ジャケットのも曲の説明がないので、どういういわれのある曲かはよくわかりませんが、他のハーモニカ奏者もよく取り上げているようです。原演奏ではフルートのアドリブ・ソロが入ってきますが、クロマチックで演奏できるようにほんの少し簡単にしてあります。
演奏者のLubomír Plevaさんは1929年生まれですからまだ現役でいらっしゃるかどうかはわかりません。チェコのラジオやテレビの出演が多かったようです。使用楽器は、HohnerのSuper Chromonicaらしく、ジャケットに楽器の写真と裏に演奏スタイルの写真が載っています。

心の傷あとのブルース(Broken Date)

クロード・ガーデンさん演奏するところの映画主題歌だそうです。彼の28歳のときのLPから音取りしたものです。彼が来日したときの歓迎パーティで近くに寄っていってこの曲を口ずさんだところ、「Oh, my movie!」とかなんとかいってとても喜んでくれました。ご自分でキーが何だったかなんて全然覚えていなくて、どのキー?とかってこちらが聞かれる始末。なお、クロードさんは英語をほんの少ししか話さないので、本当はいろいろなことが聞きたいのに残念です。ちなみに私のことは名前も覚えてくれず「My friend」としか呼んでくれません。厚木2002の花火大会でトイレに行きたいことをこちらに伝えるのに身振り手振りで大変な思いをしていました。
LPでは実にいい演奏で、ポピューラー音楽のハーモニカ演奏の真髄といってもいいでしょう。 音を前倒しに出す、遅らせる、途中でCmからDmに移調するあたりのハンド・カバーの使い方、スウィングをやめてテヌート気味に吹くあたりの感情表現、ぜひオリジナルの演奏を聞いていただいた上で参考にされたらよいと思います。
私も会社のアフター・セブン・コンサートでトリオで演奏したことがありますが、観客の方で「聞いていて涙がでた。」と感動してくださった方がいらっしゃいました。

ホテル・ハピネス(Le Ranch De Me Rèves)

クロード・ガーデンさんのご機嫌な一曲。最初の出だしが5度奏法ですごくかっこいい。メロディに入ってからは3度奏法が使われます。どちらもハーモニカの重音としてはきれいな使い方をしており、フランス風の洗練を感じます。
途中でちょっと変わった音の並びが出てきていい感じだなと思っていたところ、後にブルース音階を勉強したときに、まさにこれがブルース音階そのものだったのですね。Tooth Thielmansさんも初期の頃はよく使っていたとどれかのジャケットの解説で読んだことがありましたが。この曲のおかげで、ブルース音階の実践にとても役立ちました。
最近、クロードさんは5度奏法の長いアドリブをよくやります。この曲の出だしにあるように、単なるC調の音階の中での5度奏法ではなく、ボタンを押してのEb的な和音をよく使います。したがって、ハーモニカ用のクラシック的な作品の音使いとはまた違って、ジャズ的なフレーズになるのですね。他の方の演奏ではこのような使い方は全く耳にしませんから、彼独特の演奏方法だと思います。そんな吹き方の勉強にも、この曲の出だし部分の練習は役に立ちます。

Ballad For A Lonesome Cowboy 

クロード・ガーデンさんのCDアルバム「alexandra's Magic Garden」の中の一曲。作曲もされています。途中で6度5度の連続の重音が使われたりアドリブ・フレーズが入ったりします。カウボーイをテーマにした曲で、ハーモニカの音色がとてもよく合います。
これまでLPの音取りしかできていなかった中で、珍しくがんばってみました。このアルバムの中にはピア空を意識したタンゴや、自然保護をうたって鯨の鳴き声をハーモニカで表現した曲、汽車の進行を思わせる曲など楽しい曲がたくさんあります。アルバムのタイトル「Magic Gaden」を冠したSuzukiのクロマチック・ハーモニカが2002年に発売されています。


グリスビーのブルース 

大学3年生になりたての頃、練習曲が欲しくてクラブ(早大ハーモニカ・ソサイエティ)に積まれていたスコア集を探しているときに、この曲を見つけました。確か、ハーモニカ・トリオ「ハーモニカ・ライナーズ」のレパートリーになっていた曲です。とてもかっこいい曲なので練習していると、指揮者になった同級生のM君が、その曲やろうかと言い出し、クラブの練習曲に取り上げられることになりました。当面の目標は、6月にある四大学交歓演奏会。猛練習の末、演奏会を迎えました。頑張ってクラブ全員が暗譜して、舞台暗転の中でスポットライトを浴びてソロを取るという演出をしました。結果は良好で、アンケートで2位の評判を取りました。
スコアが有ったものだからクラブの先輩も演奏したことがあると思い込んでいたのですが、40数年後、OBバンドで練習しているときに先輩に聞くと、「いや、書いたけど演奏はしていなかった。」という説明を聞き、驚きました。クラブでは初演だったのです。
 1995年の横浜大会の後、でゲスト出演のラリー・アドラーさんを成田空港へ送って行ったとき、この曲の話題が出ました。「映画で演奏しているのは別の人だけど、私が演奏してから有名になったんだよ。」とおっしゃっていました。アドラーさんは何回か来日されていて、その影響で日本の草分け的なハーモニカ奏者がクロマチック・ハーモニカを始めたという話も業界では有名です。




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