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修理研究



バネ穴補修
スライドのバネ穴は、バネ(スチール)とスライド(真鍮)の硬さが違うため、長く使っていると穴がどんどん拡がっていきます。ついには、空気が隣の穴に漏れたりして音のキレが悪くなるので対策を打つ必要があります。

一つはスライドの新品を購入すること。

もう一つは修理すること。その穴よりちょっと太めの金属を探し、拡がった穴の長さだけ切り取ります。クリップには色々な太さが揃っており、利用しやすいです。
小さな土台の上にスライドを水平に置き、金属の小片を穴に叩き込みます。金槌で直接と言うよりは、金属棒(ポンチ)などを当てて、間接的に打ち込む方がよいです。

元々穴より太めですので、打ちこんだ部分が盛り上がったりして、平らではありません。そこで、平鑢を使って突起が邪魔にならないように削ってやります。

埋め込んだ金属は、バネと同程度に硬いので、これ以上穴が拡がることはないはずです。





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