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格言

ハーモニカは耳で吹く

高音域を頑張って吹いてしまう人が多いですが、耳で聞いて吹いていれば、軽く吹いても十分な音量が出ていることに気付くはずです。また、セレソローサの音を下げて戻すフェイクで、口の加減だけで吹こうとすると、音が途切れてしまうことになりがちですが、耳でコントロールしていればそんなことは起きません。

歳とるとスローがいいんだよ

これは、佐藤秀廊先生に言われました。
若いうちは元気のいい曲を吹きたがりますが、ビブラートで表情を付けれるようになると、、スローの曲がよくてよくて。例えば「母さんの歌」でもよいのです。しみじみと吹き続けられます。

低音域と高音域は正しい口の形で出る。中音域は正しくない形でも出る。∴正しい形にすれば、どこでも出る。

初心者は正しくない口の形で中音域を吹いて音が出るものだから、その延長で吹いて、低音部や高音部の音が出ないことに悩んでしまいます。非常に初期の頃に、正しい口の形ってどんなのということを追求しておくことをお勧めします。

腹式呼吸は夏の犬に学べ

夏の犬がハアハアと息をしている姿を思い浮かべてください。口の形は変わらずに横隔膜が上下して呼吸している様子を参考にすればよいのです。

バスの音はストリング・ベースをイメージ

バス・ハーモニカの音は息でコントロールしますが、同じ強さでボー、ボーと鳴らしてはいけません。ポピュラー系の音楽の場合、ストリング・ベースを指で弾くことをイメージします。弾いた後、音が減衰してボーン、ボーンという音になります。

レガートのの上達には速吹き練習

速吹き練習というと速く吹くための練習ではあるのですが、おかげで横隔膜を動かす筋肉が鍛えられて吹きと吸いの間隔が短くなります。これがスラーがかかったレガートの滑らかな演奏にとても役に立つんです。

クロマチック・ハーモニカは人肌が好き

冬の期間、バルブの結露を防ぐためにハーモニカを温めなさいと指導しています。ところが、温めるのにドライヤやホッカイロを使う人がいます。結果は無残です。バルブが熱でチリヂリとねじれ上がってしまいます。温めるには内ポケットに入れておくなど、人肌で温めるのが一番いいのです。
なるほどねアワワの速さだビブラート

ビブラートの掛け方は教わったものの、どんな速さで掛けたらよいのかわからないという人が多いようです。速すぎるビブラートはチリメン・ビブラートと呼ばれていて、避けるべきとされています。指針として、赤ちゃんをあやすときのアワワの速さを参考にするとよいのです。
ただし、ビブラートが速い人に見られる傾向は、自分が吹いている音が耳に聞こえていないというものです。聞こえていれば速さの調節ができるのですが、吹くことに一生懸命で、自分の音を聴く余裕がないのです。自分が出している音はお客さんに届く音でもあるのですから、それが聞こえていないのではお客に感動を与えることもできません。聞くことをこころがけてみましょう。
足打ちのリズム一定タタッタア

1.5拍を数えるのが苦手な人、シンコペーションをうまくこなせない人の傾向として、足でリズムを取る時に音符の長さと同じ打ち方をしているというのがあります。例えばタタッタアというリズムのときにタタッタアと足を打ってしまうというものです。
リズムに正確な人は、音符の長さに関わらず、足の打ち方は一定のリズムをずっと保っています。そして「アイウエオ・リズム攻略法」で裏拍のときに母音が足打ちとタイミングが合うようにしています。


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