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ハミングキャッツ紹介

 


関東ハーモニカリーグ2009年6月発行(第48号)に掲載された記事です。

工房クロム 真田正二

 「ハミング・キャッツ」は平成7年(1995年)に江戸川区を活動拠点として結成されました。横浜国際ハーモニカ・フェスティバルの数か月前でした。初期の人数は、5名。ところが、最初の練習曲(禁じられた遊び)を聞いた途端に演歌好きの一人が脱退。また、残った人たちは演歌だけはやってくれるなという希望。以来、このグループでは演歌はタブーとなっています。

 編成は、複音ハーモニカ2人が第一パート、クロマチック・ハーモニカ一人が第二パート、10ホール一人がコード・パートで残りのバス・パートを私が担当しました。数年後に、コード担当が抜けたので私がコードに回り、バスなしのスタイルが確立しました。でも、編曲した合奏曲にはすべてバス・パート付きです。以後メンバーの増減はありましたが、ほぼこの編成で10数年間通してきました。

 年間の出番は、6月頃の「フレンド・タウン」と11月頃の「みんなの街」が主なもので欠かさず出演、まれに施設での演奏がありました。私の方針としては、この二つの演奏会で毎回違う曲を演奏すること、つまり6か月ごとに34曲を演奏会用に練習してきたわけです。年間7曲で10数年分の合奏曲の編曲が蓄積されてきました。私のホーム・ページに記録してあるものだけで約60曲あります。実にたくさんこなしてきました。

 結成以来14年、メンバーもそれだけ年齢を重ねてきたわけで、ここ数年は歩行困難のため月2回だった練習が月1回になりました。また、各コンサートへの参加バンド数が増えたため、演奏曲数も年間4曲程度に減ってきました。こんな会話が飛び交っています。新曲の練習開始で難しいという声が上がるので私が、「いやあ、まだ6か月もあるんだから大丈夫ですよ。」というと、メンバーが、「何をおっしゃる先生、あと5回しか練習日がないんですよ。」と。最近はむつかし目の編曲はやめて、素直で練習回数が少なくても演奏できる編曲ばかりとなっています。まだまだ頑張りましょうね。



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