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バス・ハーモニカ入門



未発表

目次

いろいろなバス・ハーモニカ
まず音階練習
コントラバスをイメージする
ヘ音記号に慣れよう
基本的な動き
音を命中させる
色々なリズム
楽しい練習

 アンサンブル用のハーモニカに、低音を担当するバス・ハーモニカがあります。メーカにより色々な製品が出ていますが、基本的に吹く音だけのハーモニカです。

いろいろなバス・ハーモニカ
Hohner社製CHROMATICA

 C調とC#調の2本が対になっており、一つの穴にオクターブ違いの2枚のリードがついているため、ダブルバス・ハーモニカとも呼ばれ、重厚な低音が出せます。多くのバス・ハーモニカはこのCHROMATICAと同じスタイルを採用しています。音域がヘ音記号の下第1線のEからト音記号の第3間のCまで2オクターブ半ある268/78と、ヘ音記号下第1線のEからト音記号第1線のEまでの2オクターブの268/58の2種類があります。(昔はもっと種類があったらしいですが、淘汰されてこの2種類になっています。)

Suzuki社製ダブルバス・ハーモニカ

 CHROMATICA同様のスタイルで、2オクターブ半のSDB-39と2オクターブのSDB-29があります。SDB-39については、マイクロフォンが販売されており、近年は愛好者が増えています。

Huang社製オクターブバス・ハーモニカ
 CHROMATICA 268/58に相当し、ヘ音記号下第1線のEからト音記号第1間のF(上段)の2オクターブが出せる#123 OCTAVE BASSがあります。

Tombo社製オクターブバス・ハーモニカ
 C調とC#調が一体になっており、CHROMATICAとはスタイルが違います。また音域はHuang #123と同様となっていますが、オクターブ違いの2枚のリードが他社のバス・ハーモニカより1オクターブ高くなっているため、それほど低音が強調されません。

Tombo社製コントラバス・ハーモニカ
 こちらは一つの穴にリードが1枚で、1体化されたボディにヘ音記号第2間のCのオクターブ下からからト音記号第1線のCまでの2オクターブの音域を持っています。ただし、上段はピアノの黒鍵と同じ配置になっており、C#全部の音がそろっているわけではありません。唯一のシングル・リードのバス・ハーモニカであるため、澄みきった低音が出せます。

 筆者はCHROMATICA 268/78しか保有していないため、今後の話はこの機種を基に展開していきます。

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まず音階練習
 という前に音出しの練習が必要かもしれませんね。クロマチック・ハーモニカの低音の音出しで苦労した方が多いかと思いますが、バス・ハーモニカでも似た現象が起きて、最初は中々音が出ないという経験をするかもしれません。コツは口吹きにしないことです。口から空気を吹き出すような感じで吹くと、リードの動きが止まってしまい、音が出ません。腹式呼吸を行い、横隔膜から空気を送り出すようにし、口の中では空気の流れを変えないように、横隔膜からの空気がそのままハーモニカに流れるようにしてやると、リードが震えて音が出ます。息の強さにも留意します。あまり強く吹くと、2枚のリードのうち、1枚だけしか音が出ないといった現象になります。
 音が出るようになると、本題の音階練習に入ります。最初はハ長調の
  |ドレミファ|ソラシド|ドシラソ|ファミレド|
を4分音符で均等の速さで何度も何度も繰り返します。クロマチックなどで音階練習していて、音を聞いただけで何の音かわかる人でも,、バス・ハーモニカの低い音域では中々音を聞いただけでは何の音が出ているのか判別できません。まして、吹く音ばかりなのでよけい判別が難しく感じられると思います。それを克服するため、何度も何度も音階練習をしましょう。

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コントラバスをイメージする
 バス・ハーモニカの音は息でコントロールしますので、ポーンと音が減衰する音の出し方、ポーという連続音の出し方の両方が可能です。このどちらを使ったらよいのでしょうか。
 これは両方とも自由に使い分けるようにすることが重要です。このとき、コントラバスの弾き方を頭でイメージすることが大切です。
 ジャズやポピュラーの曲では、指でコントラバスを弾きますね。ですから、これらの曲を演奏する場合は、指で弾くことをイメージしながらポーンと音が減衰していく吹き方を練習します。速い曲であれば、ポン、ポン、ポン、ポンといった感じですね。
 一方、クラシックの場合は、弓で弾くことが多いですね。その場合は長く延びた音は連続音で吹く必要があります。しかもコントラバスはビブラートをかけて音を延ばしますから、バス・ハーモニカでもビブラートをかけて、ポオオオオオオといった感じの音作りをします。
 ジャズやポピュラーでも音を延ばした低音が要求されることがあり、クラシックでもピチカート奏法で音を切る弾き方が要求されることがありますから、自分が演奏する曲ではどちらが要求されているのだろうと意識することはとても大切です。これを何の考えもなく延ばしたり切ったりする演奏は、とても聞きづらいものになるということを最初からしっかり頭に入れて置いてください。

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ヘ音記号に慣れよう
 ピアノやエレクトーンを習ったことがある方でしたら、ヘ音記号は読み慣れているでしょうが、中々一般の方には最初はヘ音記号を読むのは難しいと思います。複音で慣れている数字譜に直したいと思うかもしれませんが、そこへ逃げてしまうといろいろな調子のバスを吹くように発展していくことができません。バスを担当するのですから、楽理を理解するためにもぜひ読めるようになりましょう。バスはクロマチックと違って、1小節に4個程度の音が出てくることが多いので、へ音記号に慣れるのはそんなに大変ではありません。

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基本的な動き
 バスの音は、コード進行と密接に関係しています。簡単なバスの音の動きを眺めて見ますと、
  |ド ソ ド ソ |レ ソ レ ソ |ド ソ ド ソ|


みたいなものが多いことに気が付きます。これを闇雲に練習するのではなく、ちょっとコード進行を調べて見ましょう。すると
  |C |G7 |C |
になっているでしょう。Cの和音はド ミ ソですし、G7の和音はソ シ レ ファです。で、最初の小節はCの基音であるドとその5度上(または4度下)のソからできています。次の小節は、やはりG7の基音であるソとその5度上(または4度下)のレからできています。
 実は、これがバスの基本的な音の動きの基本なのです。つまり、原則コードの第1音と第5音が使われるということです。これは長調、短調とも同じ原則に従います。短調の例で見ますと、
  |Am |E7 |Am |
という進行であれば、Amはラ ド ミ、E7はミ #ソ シ、レですから、
  |ラ ミ ラ ミ |シ ミ シ ミ |ラ ミ ラ ミ|
のようになります。

 この原則では、長調か短調かを決める和音の第3音はバスの音の動きに出てきませんから、バスの音の進行だけ見ると長調なのか短調なのか区別がつきません。つまり、最初の例だと短調にして
  |Cm |G7 |Cm |
であってもバスの動きはかわりません。また2番目の例では長調にして
  |A |E7 |A |
であっても変わらないということです。これは、バス奏者にとっては中々ありがたい原則で、ものごとが単純になります。もちろん、いろいろなバスの音の進行方法があって、この原則から外れる動きも多いのですが、まずは、この原則をしっかり頭に入れておきましょう。
 この原則を知った上で、いくつかの和音構成を頭に入れておくと、ヘ音記号のバス譜が読みやすくなります。調子記号のたくさんついた5線譜の音を目で拾っていくのは中々大変なのですが、コード名がついた楽譜だと、一つ一つの音を認識しなくても、CとかFとかG7などのコード名がついていれば、大体何の音が出てくるか予想できるようになります。さらに慣れてくれば、音を読まずにコード名だけで吹くことができるようになっていくわけですが、それはより上級の話題となりましょう。

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音を命中させる
 コード音の第1音と第5音が基本ということは、ドとソのような跳躍音の練習が必要になります。音階練習のような連続音の練習だけではバスは上達しません。
 この練習をしていると、中々狙った音に命中しないという経験をするかもしれません。穴と穴の間に口が行ったり、隣の音が出たり。でもあきらめないでください。何度も何度も練習するうちに、段々狙った音に命中するようになっていきます。1年も経てば、なぜ前は命中しなかったのだろうと不思議に思えるくらいになるものですから、継続して練習していきましょう。

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色々なリズム
 音楽の分野には色々なジャンルがあります。それぞれに決まったリズム・パターンがありますから、それらに慣れておくと、新曲が来た場合にもすぐ対応できるようになります。
 例えば、タンゴのリズムでは、
  |ド ド ド ドソ|ド ド ド ドソ|レ レ レ レソ|レ レ レ レソ
(ソの音は、低い音)とか

  |ド ミ ソ ミ|ド ソ ミ ド|ソ シ レ シ|ソ レ シソ|

のようなパターンがよく現れます。このような応用パターンでは1度音と5度音だけでなく、3度音も使われることに注意してください。
 ハバネラのリズムは、
  |ド・ ド ソ|ドドドソ ド ソ|レ ・ レ ソ|レレレソ レ ソ|

のようになります(ソの音は、低い音)。スロー・ロックでは、
  |ド・ミ・ソ|ド・ミ・ソ|ソ・ シ・レ|ソ・ シ・レ
となります(各小節の最終音は2重下線)。

 このようなパターンは、ベース関係の入門書に出ていますから、適当なものを探して読んでおくとよいでしょう。

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楽しい練習
 音を命中させる楽しい練習に、ブルースのバス進行があります。これはよく出てくるパターンなので、知っておいて損はありません。また、吹いていてとても楽しいバス進行です。何度も何度も繰り返し練習しても、飽きが来ません。
  |ド ミ ソ ラ|bシ ラ ソ ミ|ド ミ ソ ラ|bシ ラ ソ ミ|
  |ファ ラ ド レ|bミ レ ド ラ|ド ミ ソ ラ|bシ ラ ソ ミ|
  |レ ミ ファ #ファ|ソ ファ ミ レ|ド ミ ソ ラ|ド − ド  ||

これは次の基本的なC調ブルース・コード進行に対応しています。
  |C |C |C |C |
  |F |F |C |C |
  |D |G7 |C |C ||
 これが頭に入ったら、楽譜を見ないで、F調やG調、さらにはBb調やD調などに転調して吹けるようにすると、かなりのバス奏者になれること請け合いです。

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