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ちょいといい話



参考にする
教室でのやりとり。
「こんな吹き方とこんな吹き方、どちらがいいのでしょう。」
「明らかに前者ですね。色んなプロの演奏を聞けば自然にわかりますよ。」
「よく聞けと人からもよく言われるんですが、TootsのCDしかなくて、聞いてもちっとも参考にならないんです。」
「・・・、そりゃそうですね、初心者がTootsを聞いても真似はできないですわねえ。」

も・しか
ハミングキャッツの練習頻度は、メンバーの事情もあって、月1回です。「みんなの街のコンサート」も終わり、新曲に取り組み始めました。なかなかできないとぼやくので、「そんなにあせらなくても。まだ6ヶ月もあるじゃないですか。」と言ったところ、「いえ、後6回しか練習できないんですよ。」と言われた。うむ、確かに。

楽譜代
ハーモニカ仲間と飲んでいたときの話題。
楽譜をただだと思い込んでいる人が多いというグチになりました。
「ちゃんとお金を払いますので、というので差し上げたら、コピー代を送ってきたよ。」
一同、爆笑。

ハーモニカは健康の元
Yさんは脳梗塞を起こしました。その後の深呼吸のリハビリとしてハーモニカを一生懸命に練習したところ、7種類の投薬を全部駆逐できて、現在は元気に生活していらっしゃいます。もちろんハーモニカの練習は欠かしません。


修理の王道
先日の鴨川の合宿でメインテナンスを受講した方と久しぶりに会ったところ、「いやー、あの時はお世話になりました、あれから大分ハーモニカを壊してしまいました。」と挨拶されました。順調に修理の王道を歩んでいるようです。

リズム
ハーモニカを吹くときに、シンコペーションなど複雑なリズムに対応するには、足でずっと同じリズムを取るとよいのです。しかし、ハーモニカの動きと足を同期させてしまう人がいます。付点音符のときは付点と同じ足の踏み方をする、16部音符のときは細かく足が動いてしまうなどです。
その是正の仕方として、歩きながらメロディを歌ったり吹いたりするとよいですよと指導したところ、その人はそうすると足が動かず歩けなくなってしまいましたと報告してきました。絶句。

敬老会
 MさんとOさんが昨年敬老を祝う会だということで演奏に呼ばれたということです。行ってみるとお客は若い人ばかり。不思議に思って後で主催者に聞いてみると、敬老の会なので、今回は出演者にシルバーのお方をお招きしましたということだったそうです。敬老されてしまったと大笑いになりました、とさ。

スーパー・ユニット 
香港大会の開会式で各国の合奏団の演奏が行われた。日本の順番になり、真野全連会長の挨拶、「各国の演奏者はとっても若いのが特徴ですね。しかし、ハーモニカは大衆楽器であり、日本からはお年寄りでも吹けるんだということを示してみたいと思います。スーパー・ユニットの皆さんをご紹介します。」
ところでスーパー・ユニットといえば、森本先生、並木先生、鶴田先生、町田先生、斎藤先生という、日本を代表する本当のスーパー・プレイヤー達の素晴らしいクインテットです。ところが演奏した曲が「ムーンライト・セレナーデ」というゆっくりした趣の曲。きっと、各国の聴衆は日本のおじいちゃん達、中々がんばっているなぐらいにしか思わなかったんじゃなかろうか。

複音クロマチック・ハーモニカ
 SUZUKIの新考案の複音クロマチック・ハーモニカは、横から見ると低音部の幅が広く、高音部は狭い。いうなれば拳銃のような形状をしている。また、そのケースというのが西部劇で見る拳銃ケースとそっくりなのである。デモにでかけると、荷物検査で必ずひっかかるのでいつも説明に苦労するという。毎回曲を吹いて見せるのだろうか。。。。。。

日本製の最初のスライド式クロマチック・ハーモニカ
 トンボ楽器の真野会長からお聞きして、掲載の許可をもらっています。
最初にできたクロマチック・ハーモニカはA調だったそうです。会長が、「音の高さが自然だからA調を選んだのか。」と父上(当時社長)に聞いたところ、「いやー、A、B、C、〜、Gとあるうちの最初のAから作り始めたんだよ。」という答えで、会長もあきれ返ったということです。


頭の中 
ハーモニカを吹く人の頭の中は、人それぞれです。
私は固定ドの階名でメロディを追いかけています。
今度、オーストリア(ドイツ語圏です、念のため)へ行ったついでに、オーストリアではどうしているのか聞いて見ました。すると、「ドレミの歌」でいうと、
日本人は
ドーレミードミードーミー
と考えていると思いますが、オーストリア人は
ツェーデエーツェエーツェーエー
と考えているのだそうです。C-DE-CE-C-E-のドイツ語読みです。で、アメリカ人も
シーディイーシイーシーイー
と考えているはずだとおっしゃっていました。「ドレミの歌」はハリウッドがイタリア読みを英語に翻訳したのだろうって。
イタリア人は日本人と同じく
ドーレミードミードーミー
だと思います。さて、フランス人は???
ついでにドイツ語のトリオの楽譜を入手したところ、英語、イタリア語表示もされていてコード名、たとえばC,Dm、G7をイタリアでは
Do、Re m、Sol 7
などのように表記してありました。ドイツ人は
C dur、D mol、G 7
と読むようです。


ハーモニカ・ライナーズ
昔聴く機会があったハーモニカ・トリオ「ハーモニカ・ライナーズ」は「並木圭二とハーモニカ・ライナーズ」と呼ばれることも「町田明夫とハーモニカ・ライナーズ」と呼ばれることも合った。どうして名前が違うのかと町田さんに聞いたところ、「リーダを作らないという方針であった。出演先の都合のよいように個人名をつけたのでないか。」とのこと。そういえば私が聴いたのはW大のハモソのゲストとして出演されたときのことだったので、OBである並木さんの名前が付いていたのだった。

カテゴリ
ハーモニカ・フォーラムで香港2004のコンテストのカテゴリが発表された。フォーラム後のパーティで複音クロマチックで1曲演奏した後香港の主催者の方のところに行き、このハーモニカではどのカテゴリに応募したらいいかと質問したら、破顔一笑、うーんと困っていた。


進駐軍慰問
イラクでの米軍駐留が何かと話題になっているが、これは日本の米軍駐留時代の話。Mさんがハーモニカ演奏で米軍慰問に出演すると、当時月給が60円だったのに、1回の出演料として90円いただけたそうだ。

Sun Of Juke
2003年のザ・ハーモニカ・アンデパンダン・コンサートでブルース部門に「Sun Of Juke」が3人続けて演奏された。2004年には、連続ではないがやはり3人が「Sun Of Juke」を演奏した。打ち上げで、そのうちの一人にどうしてその曲を演奏したか聞いてみたら、「去年連続で3人の話を聞いていたので、今年は誰も演奏しないと思ったら・・・・・・・。」だって。
複音における「荒城の月」と同じ位置付けか!

戦友
Sさんが施設を慰問したときの話。リクエストを募ったところ、軍歌「戦友」をというので吹き始めた。ところがこの歌には16題目までの歌詞がついており、依頼した方が一字一句間違えずに歌うので、止められず大変な思いをしたということだ。

新聞記事
2002年厚木大会でのこと。外国チームの記事が韓国チームの写真と共に地元の新聞に掲載された。切り抜きとコピーを作って会場に行き、韓国チームの人達がいたのでコピーを一枚あげた。翌日のパーティで韓国の人にコピーを差し上げようとしたところ、「昨日ホテルで全員に配られたので持っています。」とのことで、うれしい気持ちと肩透かしをくったような気持ちが半々。

歯ブラシハーモニカ
Iさんは色んなハーモニカを作るのが好きだ。歯ブラシのブラシの部分を4穴のハーモニカに置き換えて、自己紹介のときに「練習熱心で歯を磨いているときも練習します。」といって吹いてみせる。

曲当てクイズ
曲当てクイズというのをコンサートの合間にやるようになりました。イントロ部分を吹いてお客さんに曲名を当ててもらい商品を出すというものです。
先日、「シクラメンのかほり」を出題したら、イントロが長すぎて、ハーモニカを吹き出さない前に曲名を当てられてしまった。

打ち上げ
演奏会の後の打ち上げや2次会、3次会ではいつもハーモニカの話題で盛り上がってとても楽しい。 帰宅するときにいつも同方向の飲んべいの先輩と帰ることになる。皆から若い私が先輩の面倒を見ていると思われているのだが、実際は、眠りこけて各駅停車への乗り換え駅で起こしてもらうのは決まって私の方である。

忘れ物
電車の網棚にハーモニカや教室の謝礼を入れたかばんを忘れたことがある。
終点の東京駅に届けたり降車駅に届けたりして待つが、一向に見つからない。 ある日、Eメールに友人からハーモニカの入ったかばんがあるらしいが心当たりはないかと連絡が入った。「私、私。」と返事して回収に東所沢駅まで出かけた。
結局手元に戻ったが経緯を聞くと、東京駅から折り返しで反対側の東所沢まで行って、駅員に保管されたのだった。中身を調べたところ、コンサートのビラが 入っており、そこに連絡先の電話が書いてあり、その方から友人に問い合わせがあり、その友人がたまたま私に問い合わせたらしい。
長い旅路をよく紛失しなかったものだと皆さんに感謝。
駅と駅は忘れ物の情報を交換していないらしいとちょびっと恨みも。

中古ハーモニカ
イ ンターネット・オークションでかなり大きな古いトレモロ・ハーモニカが安い値段(1ユーロか2ユーロだった)で出ていたので落札した。ドイツ人の出品者か ら代金の送り先を知らせるEメールが届いたが何か非常に恐縮している感じ。さてはと思って、こちらは修理もできるよと返事をしたら、安心したようなEメー ルが届いた。案の定、届いたハーモニカは錆びてぼろぼろの感じの代物であったが、対応にはすごく好感が持てた。いろいろ修理して、修理技術の向上にとても 役立っている。

スティービー・ワンダーのハーモニカ
オークションにスティービー・ワンダーが吹いたというハーモニカがチャリティ目的で3本出品された。それぞれ$50から始まって$2,000位で落札された。 Tさんが$1,400で入札を入れるとすぐ値段はそれ以上に上がっていったが、出品者だと称する人から10通位Eメールが届き、「実はあと1本あるのでそ の値段で購入しないか。」という。よく見るとそれらのEメールの差出人は全部違う名前であったという。だまされないようにしよう。

iPod
iPodというのは、楽曲を10,000曲も保存することができる携帯型ミュージックプレイヤーである。クロマチック・ハーモニカ奏者を目指すA君は大学に通う好 青年だ。いろんなハーモニカのレコードやCDをiPodに記録していつも聴いて研究しているという。感心していると、「ええ、授業中も聴いているんで す。」!?!?!?

数字譜
昔よく先輩がハーモニカ・クラブに編曲を入れてくれていた。
会社で仕事中にメロディなんかを書き留めるのだが、数字譜を使ったのでみんな仕事をしているのだと思い込んでくれたということだった。

フィギュア・スケートを見て考えた
テーマ曲にクロマチック・ハーモニカの音が流れるのはいつのことだろう。

アイススケート
フィギュア・スケートとかけてなんと解く。 ハーモニカと解く。 心は。 大抵どこか間違える。

リクエスト
カナダのトリオ、The Three Reedsはレパートリーが多い。アルバムのジャケットの説明によると、クラブでお客さんと次のようなゲームをするそうだ。ボーイがお客にリクエストを募る。グループがリクエストに応えることができたら、お客がグループに飲み物をおごる。応えることができなかったらグループがお客におごる。このアルバムが発売されるまで、まだ一度も客におごったことがないそうだ。

SARS
SARS警報が解除された国の話
「ハーモニカを吹くときはマスクしていないよ!」

ものは考えよう
またまた外国の話。
1988にフランクフルトの音楽祭でTootsがHohnerのブースでMellow
ToneとHard Bopperの紹介をした後、Michel Herr(ベルギー)のピアノ伴奏で演奏が始まった。聞いていたBさんの背後のご婦人が「これを聞いたらハーモニカを止めたくなっちゃった。」とつぶやいていた。Bさんは、「これを聞いたらTootsと同じくらいになるにはもっともっと練習がひつようだ。」と悟った。実際、いまやBさんはすでに2枚のジャズ・ハーモニカCDをリリースしている。

ヒーター
外国の話。
Aさんのルネッサンス・クロマチック・ハーモニカをBさんが借りて吹いたら、すぐバルブが貼りついてしまった。Aさんは、「ごめん、あたためなくては。」といって、小さなヒーターの前にルネッサンスを置いた。二人はハーモニカが大好きなのでしばし夢中で話し込んでいたところ、Aさんが「あ、ハーモニカ!」といってルネッサンスの状況に気付いた。あわれ、ルネッサンスは目玉焼きを焼ける位に熱くなっていた。Bさんはルネッサンスが冷めるのを待ってようやく試し吹きができた。ちなみにルネッサンス・クロマチック・ハーモニカとは$3,500(40万円位)のカスタム・メードのハーモニカである。

ストーブ
生徒のM.H.さんは冬の朝練習しようと280をちょっと石油ストーブの上に置いておいたところ、息子さんが起きてきて点火。あわれ280は燃えないゴミに出されるハメに。

髭とコードハーモニカ
コード・ハーモニカ奏者のM.T.さんは口髭を生やしている。コード・ハーモニカで端から端に移動する時、カバーに髭がひっかかってしまうことがあるそうだ。恐ろしい。

吸い音ビブラート
M.T.さんは昔クラリネットを吹いていたそうだ。それで吹く音のビブラートはかけられるが吸う音は苦手だという。講習を受けた後、寒い日に道を歩きながら吸う音のビブラートを練習していたら、お腹が冷えて、下痢をしてしまったそうだ。

暗譜力
M.T.さんはコードの暗譜がとても得意だ。ハミングバードでコード奏者の都合がつかないときに舞台に代理で出て貰ったが、正メンバー二人共楽譜を見ているのに、助っ人のM.T.さんだけ暗譜で演奏してしまった。

せっかち
ドイツのジャズ・クロマチック奏者Jens BungeさんのCDを購入したいと思い、E-mailで本人にどこで入手できるか問い合わせた。厚木にも持っていくが、自分から購入するのが一番安いとの答。では注文するよと知らせると、入金も確認せず、今郵送したからと返事が来たのであわてて翌日郵便局から旅行用小切手を送った。

絶対音感
ピート・ペダースンさんは音感がすばらしい。自動車のクラクションが聞こえると、すかさず同じ高さの音をハーモニカで吹いて見せる。

スプーンの裏
ピート・ペダースンさんは茶目っ気たっぷりだ。スプーンの裏に親指を隠した拳を映し、人指し指と小指をくねくねと動かす。"Woman is taking bath!"
という。これは、やって見ないとわからないだろうな。

メーカーの良心
厚木2002のSUZUKIのブースに16穴のクロマチックを置いていなかった。HotshotsのJudyさんが欲しいといったところ、その日のうちに社員が浜松から新幹線に乗って1本届けに来た。多分卸値分だと思う金額を受け取って帰っていった。なお、アメリカでは16穴を入手できないとのことだった。

グループ名
HotshotsのAl Smithさんが昔フリー・マーケットでいろんな色の帽子を買い込み、ハーモニカ・ハットというグループを作った。HarmonicatsのJerry Muradさんがこの名前をとてもいやがったそうだ。声をひそめて、Harmonicahutsと発音をしてくれたのでようやく意味がわかった。

フルート・レッスン
HotshotsのJudy Smithさんは、昔ハーモニカの息継ぎを向上させるためにわざわざフルートのレッスンを受けたそうだ。

茶目っ気
HotshotsのAl Smithさんは元ハーモニカ・ラスカルズの一員だったそうだ。もっとも入って3ヶ月で主宰のボラ・ミネビッチさんが亡くなられたそうだが。そのせいか茶目っ気たっぷりだ。アドラー・トリオと帰国便の話をしていて相手の長距離フライトに同情してみせたあと、大真面目に自分たちの帰国は20分しかかからないという。みんな怪訝な顔をしたのだが、東回りで日付変更線があるので、出発時刻の20分後が到着時間になるのだった。

ゴミ箱
HotshotsのAl Smithさんと、どの調が好きだ嫌いだという話になった。彼にとってA調(#3個)は演奏不可能な曲に分類されるという。そこでもっと難しいE調(#4個)はどうかと聞いてみたら、E調はゴミ箱に捨ててあるということだった。

暗譜
Hotshotsの皆さんに、1曲覚えるのにどれくらい練習するか尋ねたところ、Al Smithさんは、編曲を終えると覚えてしまっているとの答。かたやJudy Smithさんはちょっと苦労して3、4日はかかるとのこと。

暗譜
アドラー・トリオの皆さんは暗譜力がすばらしい。新曲は3度練習すると覚えてしまうそうで、マイナーな演奏会で使ってみるという。

天才教育環境
アドラー・トリオのMichalさんに、何歳の時からハーモニカを始めたのか聞くと、いろんな人から聞かれるが、回りがハーモニカで溢れている環境だったので、記憶にない、いつのまにか吹いていたとのこと。

親戚?
アドラー・トリオのMichalさんに、ラリー・アドラーさんとは親戚かと聞くと、いろんな人から聞かれるが、まったく関係がなく名前の偶然の一致だとのこと。

遠くて近い
アドラー・トリオのMichalさんに、イスラエルへ行ったことがある、HelzliaのDanielホテルに泊まったというと、あら、その近くに住んでいて、ほとんど毎日そのホテルの近くのビーチに行っているわとのこと。今度行ったら電話すると約束したものの、うーん、会社からは渡航禁止令が出ている。早く中東和平を実現させよう!

謙遜
アドラー・トリオのMichalさんは3人姉妹の真中だそうだ。他の2人も貴女のように美しいのですかと尋ねたところ、彼女等はもっと美しいとの答。中東にも謙遜の概念がある?

空手
アドラー・トリオのMichalさんは、イスラエル女流空手No.2だそうだ。これを聞き出したきっかけについては、ちょっと説明しにくいわけが。

連続演奏
アドラー・トリオが20分間の早いフレーズの曲を演奏して楽屋に帰ってきた。ちっとも呼吸が乱れていないねと聞くと、ここへ来る前に台湾で連続2時間の演奏をしてきた,そのときはさすがに疲れたとのこと。

スライド・レバー付きコード
アドラー・トリオのDror Adlerさんのコードハーモニカには、クロマチック・ハーモニカのようにスライド・レバーが付いており、m7とmaj7コードまで出すことができる。SUZUKIに作ってもらったものだが、2つ不満があるという。一つはマウス・ピースが付いたことで、これでは吹けないからと取り外した。もう一つは、通常1ブロック4穴2列であるが、m7やmaj7を出すために5穴2列にしたため、元々のアイデアと異なり全体で10cmほど長くなってしまった。いわく、鍵盤サイズの異なるピアノを作ったようなもので、慣れるのに苦労したし、元のサイズのコードはもう吹けなくなってしまったとのこと。

師弟関係
アドラー・トリオのDror Adlerさんはよくコード奏者を捕まえて、世界一のコード奏者は誰か知っているかと聞く。みんなが貴方だというと、ちがう、HotshotsのAl Smithさんだと答える。アメリカのSPARがデトロイトで開催されたとき(1990年ごろか)、夜を徹して語り合ったものだという。そのときのアイデアがスライド・レバー付きのコード・ハーモニカとして実現したのだそうだ。

新聞
ラリー・アドラーさんのCDジャケットに、楽譜をそこいら中に広げた中に座っている写真を使ったものがある。ホテルの部屋に迎えにいったら、ジャケット写真そのままの光景が。

サイン
Toots Thielmansさんが初来日したころだったか、ハーモニカ関係者による歓迎パーティがあった。サイン会が始まり、並んでいる間に奥様の横を通りかかったので、サインしていただいた。その後Tootsさんの前に立ちそれを見せると、目を丸くして驚いていた。

拍手
コンテストでは、観客の拍手が禁じられる。何度注意してもなかなかやめてもらえない。10 holesの部門のコンテストでジャズ・のアドリブを吹いた方が演奏を終えると、ひときわ大きな拍手をする人がいたので、ジロッと睨んだところ、なんとLee Oscarさんだった。

音楽はブルースだ
Lee Oscarさんにどんなジャンルの曲が好きか訊ねたことがある。
「Blues!」というので、ジャズは、ロックはと重ねて訊ねると、
「Jazz is blues! Rock is blues! Every music is blues!」
と答えられた。

音楽が好きだ
Claude Gardenさんにどんなジャンルの曲が好きか訊ねたことがある。
「I like music! Classic is music! Jazz is music! Music is Music!」
と答えられた。

送別会
Claude Gardenさんの送別会が行われたときの話。「どの国で演奏しても、コンサートの後はギャラを渡されておしまい。こんな手料理を持ってきて送別会をしてくれるのは日本だけだ。」とのこと。それ以来、何度も来日を繰り返している。

ガーデン・マニア
私はClaude Gardenマニアで彼のレコードからコピーした曲を何曲もレパートリーにしている。2回目の来日のときだと思うが、パーティ会場でその楽譜を見せたら、「誰にも言わないで欲しいんだが」といって、商品のクラシックのテープを1本くれた。もう時効だと思うので。

ジャズ・ハーモニカ
Claude GardenさんにJazzの話を聞いたことがある。「ジャズ・ハーモニカ・プレーヤーだというと皆がToots Thielemansの話を持ち出す。それがいやなので、わざとTootsとは違うジャズを心がけている。」とのこと。CD「GARDEN CLUB」の演奏を聞いても、確かに全然ちがう。

ダリ
Claude Gardenさんのテープで、抽象画家のダリが写っているものがある。由来を尋ねたところ、「昔フランスからアメリカまで客船に乗って行ったことがあり、ダリも同船していた。あるとき、船でコンサートしたところダリが気に入って部屋(一等船室、超豪華だった、プールもあった)に呼んでくれた。演奏したところ喜んで、それからは『ハーモニカ』、『ハーモニカ』と名前を呼ばれることになった。ずっと部屋に出入りさせてもらった。」とのこと。

特製ハーモニカ
チェン・バー・ハンさんのハーモニカは銀製4オクターブで非常に重い。世界に1本しかないそうだが、なんと低音部が右にある。しかも、レバーのボタンも右にある。??咥え方が普通の逆で、しかし右利きなのでそうなったのだそうだ。

特製バス・ハーモニカ
ハーモニキャッツのバス奏者ディック・ガードナーさんの家に遊びにいったところ、クロマチックのリードで作ったミニ・バス・ハーモニカがあった。ホーナーが何かの記念に作ったものだそうだが、つい最近どうなったかE-mailで問い合わせたところ、スイスのコミック・バンドの所へ行っているという。使って見たかったな。

荒城の月
S先生は、「ふーん、クロマチックの人が荒城の月を吹くと違った感じになるねー。うん、君はその吹き方をずっと続けなさい。」とおっしゃった。K先生は、「君はクロマチックを捨てないとうまくなれないよ。」とおっしゃった。


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