構造研究
珍しいクロマチック・ハーモニカを分解して構造を調べます。 |
![]() ケースと外観 Chen Bar-Huangさん考案のCBH2016。有名奏者では、Bon Figlioの愛用器である。 別に12穴モデルのCBH2012が存在する。 Chen Bur-HuangさんとHohner社で次期開発をめぐって意見の食い違いが あり彼が離れたため、以降製造が中止になってしまったと聞いている。 入手不可能と思っていたが、eBayオークションで月に1〜2本流れている ことがわかり、落札した。 |
![]() マウス・ピース側から レバーが下側に付いている。マウス・ピースのプラスチックは、経年変化で 白く変色している。 |
![]() 底面から カバーは片面ずつボディに取り付けられている。 |
![]() カバーを外したところ リード・プレートは鍍金されている。クロム?ニッケル? 上のカバーの共鳴溝に一部破損が見られる。どうしてだろう。 これまでの経験であると、この共鳴溝のために、調律の際に音程が 若干変わってしまい、中々調律しづらかった。 リード・プレートはプラスチック・ボディに埋め込まれるように取り付ける 構造であるので、息漏れがしない。 |
![]() 全分解 スライドはテフロンでできており、くっつきにくいことが謳い文句。 ただし、万能ではないので、長く使ったら掃除するよう注意書きがある。 |
![]() レバーの構造 下部のレバーを押すと、てこの原理で上部のスライドが倍の速さで動く。 したがって、軽い操作でとても速いスライド・アクションが実現されている。 バネもとても軽く動く。 |
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