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コレクション鑑賞記録

                 

このLPの鑑賞記録です。


LARRY ADLER PLAYS THE GENEVIEVE WALTZ

大分前から買ってあった中古LP MFP 1408「FROM THE SOUNDTRACK OF THE FILM LARRY ADLER PLAYS THE GENEVIEVE WALTZ LOVE THEME AND BLUES」をMD化する作業をしながら鑑賞しました。収録曲は

1.Genevieve Waltz
2.Love Theme and Blues(Day after Day)
3.Hora Staccato
4.Someone to watch me
5.Bach goes to Town
6.Malaguena
7.Le Grisbi
8.Le Rififi
9.Body and Soul
10.Lover come back to me
11.My Melancholy Baby
12.I got Rhythm

です。Genevieve WaltzはChromLoverの掲示板で話題になったものとまた版が違うようで、ピアノ伴奏だが最後にCadenza的なフレーズが付け加わっています。Le Grisbiは学生時代にハモソで吹いたもののオリジナルだということがわかりました。ライナーズのトリオ演奏よりもいろんな楽器によるオブリガートが入っていて、それをそっくり採譜してあったんだなあということがわかりました。
MalaguenaとかHora Staccatoは日本でも先駆的な奏者がよく取り上げて演奏していたものですが、そのルーツがここにあったようです。
しかし、アドラーという人は本当に細かい音が得意だったんだなあと思います。確かにクラシックを聴いても細かいフレーズをしっかり吹くので、演奏能力は素晴らしかったんだろうなあと思います。また、音色の開拓、ハンドカバーのカップリングなど、Jerry Muradよりずっと多彩なテクニックを使います。ただし、和音を使いすぎるのは私はよくないと思っています。晩年の「The Glory og GERSHWIN」あたりではほとんど使わないし、哀愁のエルサレムあたりでは多重録音による和音になっていますから、若い時代の癖だとは思うのですが。
Grisbiも学生時代に聴いていたら、もう少し早くビブラートに挑戦したのだろうかなって帰らぬ過去を振り返ってみました。

ところで、この写真のハーモニカ、アドラー仕様の16穴、プラスチック・ボディのような感じだが。ジャケット写真と収録年代は関係あるのだろうか。

2004/4/4


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