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コレクション鑑賞記録

                 

このCDの鑑賞記録です。

HARMONICA ALBUM
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SIGMUND GROVEN

1998年の収録。

ハーモニカは吸ったり吐いたりして演奏するので、極めて個性的で親密な音楽的表現をする - ほとんど奏者自身の延長であるかのように。達人の手や口の中で広範囲な音色の変化を引き起こす。幸福、悲しみ、憂い、さらにはセクシーなムードを直接醸し出せる。そしてこのことが、単に旧来の西部劇のキャンプファイアのカウボーイを描写するに止まらず、たくさんの映画監督や作曲家がさまざまな種類の映画の中でハーモニカを使ってきた理由なのだろう。・・・・・・

という解説付きで映画音楽特集になっております。

収録曲は

1.Il Postino
2.Mostly
3.Reodors ballade
4.Calling You
5.Tida gar/Easy Walkin'
6.Firefly
7.The Green Leaves of Summer
8.Jean de Florette
9.Summertime
10.It ain't necessarily
11.Moon River
12.Le Grisbi
13.Midnight Cowboy
14.Titanic Theme

です。

特に複雑な演奏技術を要する編曲はされていないので、採譜して真似ができないような曲はありません。しかし、それぞれ映画の中で重要な役割を果たしてきたハーモニカ向きの名曲ばかりなので,ポピュラー奏者としては大いに見習うべきムードがあります。バック演奏が作れればレパートリーに取り入れたい曲ばかりです。また、簡単そうでも、これらさまざまなムードを演出できるようになるのは並大抵でありません。

たとえば11.など、人に聞かせてなるほどとうならせるには長年の年季を必要とすると思われます。

12.は通常Fmで演奏されますがAmで始まったのでおやっと思っていると、途中からちゃんとFmに変わるのですね。面白い試みでした。
2004/8/26


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